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Salesforce、チーム協調型AIコーディング機能「Slack Code」を発表

公開 拡散指数 46

SalesforceはSlack上でAIコーディングを共同作業できる「Slack Code」を発表した。専用チャンネル内でClaudeやDevinなどのAIエージェントと協働し、コード差分やプレビューの確認、承認まで完結できる。全プランで利用可能だが、各エージェントの利用権が別途必要となる。

Salesforce、チーム協調型AIコーディング機能「Slack Code」を発表
画像:salesforce.com

これまで AI によるコーディングは、開発者がブラウザの別タブやローカルのターミナルでモデルと 1 対 1 で進める孤独な作業が中心でした。他のメンバーからは何が起きているか見えず、文脈も分断されがちでした。

Salesforce 傘下の Slack は、この開発スタイルをオープンスペースへ引き出す新機能「Slack Code」を発表しました。人と AI エージェントがリアルタイムで一緒に開発できる専用スペース「コードチャンネル(Code channels)」を提供します。

開発を個人作業からチームスポーツへ

Slack Code では、エンジニアだけでなく、プロダクトマネージャー(PM)やデザイナーなど非技術職のメンバーも同じチャンネル内でエージェントと協業できます。

たとえば、PM がバグ報告を見つけた際、Slack 上で AI エージェントをメンションするだけで作業用のコードチャンネルが立ち上がります。エージェントは過去の会話履歴や添付されたスクリーンショット、関連ドキュメントを読み込んで修正コードを提案します。

チャンネル内のメンバーは、提示されたコードの差分(diff)やライブプレビューをリアルタイムで確認し、軌道修正の指示を出せます。本番環境への反映や PR の作成はエンジニアの承認を挟む人間中心(Human-in-the-loop)の設計になっており、作業が終わればチャンネルは自動でアーカイブされ、ログは社内検索可能なナレッジとして残ります。

Slack Code はすべての Slack プランで利用可能です。初期パートナーとして、Anthropic(Claude)、Cognition(Devin)、GitHub Copilot、ChatGPT、Vercel の各エージェントに対応しており、利用には各社サービスの契約が必要です。さらに、すべてのエージェントの状態確認や停止ができる「Agents」タブや、Lovable や n8n などの外部エージェントを簡単に追加できる仕組みも用意されました。

なぜ重要か

各社が単体の最強 AI エージェント開発を競い合うなかで、Slack はそれらのエージェントと人間が集合する「作業現場そのもの」を押さえにいった格好であり、非常に賢いアプローチだと私たちは考えています。

ユーザーにとっての価値は、開発の敷居が大きく下がることです。ターミナルを触れない非エンジニアでも、日常のチャットツールのなかでアイデアを動くコードにし、エンジニアのレビューを受けて素早くリリースまで持っていけるようになります。

一方で課題もあります。誰もが手軽にコード生成を指示できるようになると、最終承認を担うエンジニア側にレビューの負荷が集中するリスクがあります。コードの品質管理やセキュリティ基準をチーム内で厳格に保てなければ、迅速なリリースの裏で技術的負債が急激に積み上がる懸念も残ります。

情報源 (1)

  1. [1]
    salesforce.com(新しいタブで開きます)原文salesforce.com

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