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Perplexity、受信箱からAIを実行できる「Computer in Email」を発表

公開 拡散指数 39

Perplexityはメール上でAIエージェントを動かせる新機能を提供開始した。computer@perplexity.comへの新規送信や転送、CC追加だけでスレッドと添付ファイルを読み取り、ExcelやPDFなどの成果物を返信する。現在すべてのComputerユーザーが利用可能。

Perplexity、受信箱からAIを実行できる「Computer in Email」を発表
画像:perplexity.ai

仕事時間の多くを受信トレイで過ごしている人にとって、画面の切り替えを減らせる新機能が登場しました。

Perplexityは8月18日、メール内で直接自社のAIエージェントを呼び出せる「Computer in Email」を発表しました。computer@perplexity.com 宛てに新規メールを送信したり、既存のスレッドを転送またはCCに入れたりするだけで、エージェントがタスクを実行します。生成された成果物は、同じスレッドに添付ファイルとして返信されます。

メールにCCを入れるだけでAIが作業を開始

Perplexityによると、ナレッジワークの3分の1近くがいまだにメール上で行われています。弁護士による契約書の修正履歴の確認や、投資家による財務モデルの更新など、多くの業務がメール添付で行われています。

これまではAIを使うために、ファイルをダウンロードしてブラウザで専用ツールを開く必要がありました。今回の機能により、メールアプリから離れることなく作業を依頼できるようになります。

タスクを受け取ると、Computerはまず送信者の身元を確認します。送信者自身のアクセス権限やコネクタのみを使用して実行されるため、セキュリティが保たれます。

さらに、スレッド全体や添付ファイルを読み込むだけでなく、自己改善型メモリ「Brain」も活用します。チーム固有の用語、指定のフォーマット、以前のセッションで決まった前提条件などを引き継いで処理します。

具体的な利用例として、PEファンドのアソシエイトが案件概要書(CIM)のメールを転送してLBOモデルの作成を指示し、Excelファイルで受け取るケースや、弁護士が会議前に過去3回の修正やり取りから未解決の論点をまとめさせるケースなどが挙げられています。

メールから実行されたタスクは通常のセッションとして記録され、ウェブやモバイルアプリからも監査ログを確認できます。セキュリティの観点から現在は送信者にのみ返信されますが、企業向けに「全員に返信」への対応も近く予定されています。

この機能は、すべてのComputerユーザー向けに即日提供が開始されました。同社は今年初めにもSlackやMicrosoft Teams向けの統合をリリースしています。

なぜ重要か

私たちは、Perplexityが「ユーザーに新しいインターフェースを使わせる」ことを諦め、既存の仕事環境に入り込んだ点を高く評価しています。

AIエージェントの多くは高機能なウェブ管理画面を用意しがちですが、金融や法務の現場では、メールスレッド自体が入出力と記録のすべてです。受信トレイから出ずにExcelやPDFの成果物が手に入る体験は、導入のハードルを極めて低くします。

業界の視点で見れば、マイクロソフトのCopilotなどが強みを持つ業務領域に対し、PerplexityはSlackやTeamsに続くメール対応で、日常のワークフローを直接取り込みにきています。単なるテキスト要約にとどまらず、複雑なモデル作成という重い成果物にフォーカスしているのも特徴です。

一方で、メール特有の乱雑な文脈や複数の古い添付ファイルをAIがどこまで正確に誤解なく読み解けるかという懸念は残ります。重大な意思決定に関わる数字の精査は依然として欠かせませんが、すでにComputerを利用していて日常的に大量の資料付きメールを処理しているなら、今すぐ試す価値は十分にあります。

情報源 (1)

  1. [1]
    perplexity.ai(新しいタブで開きます)原文perplexity.ai

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