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Perplexity、AI機能「Computer」にリバースエンジニアリングツール「REA」を統合

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Perplexity はオープンソースの解析ツール「REA」を Computer に統合したと発表した。ソースコードがなくても AI が動作を解析して機能を再現でき、Figma や Photopea など 5 つの再現 Web デモを公開。10 月 31 日まで無料クレジットを提供する。

Perplexity、AI機能「Computer」にリバースエンジニアリングツール「REA」を統合
画像:tao.media

REA(Reverse Engineer Anything)は、元のソースコードがない状態でも、AI エージェントがソフトウェアの動作を解析し、機能的に同等のコードを再構築できるオープンソースのツールキットだ。10 月 17 日、Perplexity はこの機能を自社の実行環境「Computer」に統合した。

何ができるのか

これまでの AI コーディングは、画面のスクリーンショットやテキストによる指示から機能を「推測」して実装することが大半だった。REA はエージェントに解析ツールを与え、実際の動作や構造を調べたうえで動くコードを書かせる。

Perplexity はその実力を示すため、AI が再現した 5 つの Web デモを公開した。

Figma 風のエディタは、レイヤー機能やオートレイアウト、アカウント同期に加え、リアルタイムの複数人同時編集まで動作する。

LibreOffice Calc 風の表計算アプリは、セルの編集や数式計算に対応し、数値を変更するとグラフが連動して自動更新される。

Photopea 風の画像編集ツールでは、レイヤー、マスク、色調補正、テキスト編集といった Photoshop に近い基本操作が可能だ。

法務向け AI「Harvey」を再現したデモは、契約書検索やバージョン比較、指定ルールに基づく条項の抽出と原文引用を行える。

Audacity 風の音声編集アプリでは、トラックの切り貼り、ミックス、音量調整、フェード処理、そして WAV ファイルの書き出しまで完結する。

仕組みと動かし方

REA は開発者の morluto 氏によって MIT ライセンスで公開されており、Model Context Protocol(MCP)経由で各種 AI エージェントと接続する。

解析対象によってアプローチを柔軟に切り替えるのが特徴だ。Web アプリや JavaScript、Electron アプリの場合は、追加の解析エンジンなしでモジュール依存関係やスクリプト、ネットワーク通信を静的に直接調査する。

一方でコンパイル済みのネイティブバイナリに対しては、Ghidra や Hopper、IDA といった逆アセンブラと連携し、アセンブリや疑似コード、実行時の振る舞いをエージェントに渡す。Perplexity はこれらを自社のオープンソースサンドボックス「SPACE」内で実行・テストさせている。

自身のローカル環境に導入したい開発者は、ターミナルで npx rea-agents@latest setup を実行すれば MCP サーバーの登録が可能だ。

Perplexity Computer 上で試す場合は、コマンドラインで /reverse-engineer と入力するだけで利用できる。10 月 31 日までは、1 人あたり最大 10,000 クレジットの無料枠が提供されている。

ただし作者自身が明言している通り、元のソースコードを完全に復元できるわけではない。あくまで機能や振る舞いを似せた実装を再構築するツールであり、大規模な商用ソフトウェア全体をそのまま複製できるわけではない点には注意が必要だ。

なぜ重要か

仕様書のないレガシーシステムの移行や、競合プロダクトの複雑な UI ロジックを素早くプロトタイプ化したい開発者にとって、REA は試す価値が十分にあるツールだ。これまで人間のリバースエンジニアが手作業で行っていた解析手順を大幅に短縮してくれる。

AI が単にコードを推測して書く段階から、「既存のプログラムを自ら調査して動く形に再実装する」段階へと進んだ点は非常に興味深い。一方で、商用ソフトのリバースエンジニアリングには著作権や利用規約上の法的リスクが常につきまとうため、実際のプロダクト開発で利用する際は権利関係への配慮が不可欠になるだろう。

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